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部屋に明るい午後の光が充満して
遠くに電車の音が聞こえる
自分の中のよくわからない混沌を、よくわからないまま抱えてきて
それをひとつずつ、手をかけて消化させたり忘れたりその時がくるまで取っておいたりした
楽しい出来事の最中にいるときは、それが終わる時のことを想像して悲しくなってしまう
でも振り返ってみると、その時の思い出が今の自分を生かしていることに気づく
自分の弱さもここまで来て、やっと受け入れてあげられるようになった
長い時間がかかった
無理させてごめんね
夢のなかのまどろみに満ちた部屋は、この章を閉じるのにぴったりだ
遠くに霞んでいた幼い自分の像と、ようやく今ひとつになれた気がした