生活のメモ

・最近直島にいって、モネの絵を見た。

自然の光が入っていて明るいのに薄暗がりの空間、そこに浮いているようにぼおっと浮かぶモネの絵。究極の美だ、生と死を内包するような。生命が漂っているような空間。

美しいものを見たときに美しいと感じる心をずっと大切にしたい。

 

・太ったため主食を抜いて、糖質オフで豆腐とか白菜ばっかり食べている。

そうすると気づいていなかったけどすごくラーメンとか米を欲している。インスタでもラーメンアカウントをフォローして見てたり、マックとかファミマの高カロリー弁当を検索して欲を満たしている。気がついたときハッとして思わず笑う。

 

ナチュラルローソンと100円ローソンを見てると社会格差…と思う。お金がない人はどんどん安くてカロリーが摂取できるもので不健康になり、お金持ちは自然派志向でどんどん健康になる。グルテンフリー、食物繊維。

私は野菜ジュースの大量摂取と糖質オフをしているくせに潜在的には高カロリー飯を欲している。

 

・学校の図書室で卒論。友達の男の子が「今上のパソコン室でやってる。」とラインしてきたので行くかぁ〜と返事して向かう。

やぁ。と私が声をかけ、そのまま平然と隣に座ってpcを起動する。昔の私だったらこんなこと絶対出来なかったなあ、恥ずかしさと周りの目を気にして。

「私隣にいたら邪魔でしょ?」って聞いて、「いや全然。変わんねーわ」と言わせる。わいのわいの言いつつ、私は途中で用あるからゴメンと言って学校を出る。

 

・バス、女子大生って何考えてるんだろう。と思ってしまう。かわいい~わかる、それなまぁまぁ盛れてんじゃん、これかわいいね帽子なんで似合うの頭が丸いからだよお~とか聞いていてうんざりしてしまった。ばばあとかいう女の子とは友達になれない、、と思いながらそっと目を閉じてバスの揺れに集中する。

 

・老後でも役に立つ趣味は料理。待合室のおばあさん情報。

 

・帰りの夜道、工事現場の黄色いショベルが暗闇で光りながら作業していた。かっこいい。と思って思わずまじまじと見てしまう。

私はいつまでこういう感性を持ち合わせているんだろう。大人になっても同じこと考えて、工事現場の重機とかキリンさんとか、崩しているのか建てているのかわからない剥き出しの建物にテンション上がってしまうのかな。

 

原美術館が閉館してしまうことが悲しい。

あの場所は特別だった。平日のよく晴れたお昼、テラス席で現実から隔離されたような中庭を眺めながら、鳥の声とか木漏れ日の光とか風の匂いを嗅いでゆっくり食事したこと 贅沢で特別だった。

あの風景も思い出になっちゃうんだね